ベタ(熱帯魚)の飼育を始めました

魚の飼育は子供の頃に飼っていたメダカと近所のお祭りで貰った金魚以来ですが、私も社会人になったのでもう少し難易度の高い熱帯魚の飼育に挑戦してみる事にしました。

せっかくなので何も持っていない状態から飼育環境を整えるまでの流れを共有したいと思います。

※初心者なので間違ったことをしているかもしれませんので悪しからず。

 

☆飼育する熱帯魚の選定

まず熱帯魚の飼育に挑戦するのは今回が初めてだったので、ネットで初心者におすすめの熱帯魚を色々調べました。

すると大体ネオンテトラグッピー、ベタなどが紹介されているサイトが見つかると思います。

私の場合はせっかくならより大きくて熱帯魚感のある色鮮やかな魚種に挑戦してみたかったので「ベタ」を選びました。

 

ベタは水中だけではなく空気中から酸素を取り込める「ラビリンス器官」を持っているため、エアレーション(いわゆるブクブク)が必要ない数少ない魚種で、小さな瓶の中でも飼育できるようです。

しかしながら私は部屋に置ける範囲で大きい水槽の中で気持ちよくベタに生活して欲しかったので、色々買い揃えることにしました。

 

☆買い揃えたものの紹介

■トラディショナルベタ(オス) 約600円 ←水槽立ち上げ(数日かかる)後に別途購入

大きなヒレを持つベタはメスではなくオスです。なのでペットショップでもオスの方が値段が高いです。

ベタハーフムーンというやつはさらに大きなヒレを持っていて美しいですが、4000円ぐらいしたので初心者の私は安いトラディショナルベタを選びました。あとは名前を忘れましたがヒレが小さめで動きがより活発な種もいるらしく2000円くらいで販売してました。

■ガラス製水槽&濾過フィルターセット 約6000円

こちらは水槽とフィルターのセット販売のものです。

実際同じようなサイズの水槽にはもっと安いものも売っていましたが、あまり安いと水漏れしたりフィルターがすぐ壊れたりしそうだと思ったので、ここは妥協せず良いものを購入しました。※水量は約10Lです。

■水中ヒーター 約3000円

熱帯魚の飼育には金魚やメダカとは異なり、水温を26℃に保てるヒーターが必須です。

水槽の水量に合わせて10-20L用のものを購入しました。水量に合ったものを選ばないと水温が安定しないだけでなく、ヒーターに過剰な負荷がかかりヒーターの寿命が短くなってしまう可能性があるそうです。

■LEDライト 約3000円

こちらは必須ではありませんが水槽の見栄えがかなり良くなるので個人的には買った方が良いと思いました。

また人工水草ではなく、天然の水草を入れている場合は光がないと枯れてしまうので必須です。

水槽専用のライトは普通のデスクライトより値段が高いですが、光量が違うので仕方ないのかなと思います。

■水温計 約500円

水温計は安いものだと100円くらいから買えると思いますが、誤差が±0.5℃のやつだと500円ぐらいします。

■底石 約500円

最初は底石なしで飼育する計画でしたが、追加で導入しました。

やはり底石があった方が水槽の見栄えが良くなると思います。

■人工水草&隠れ家石 約2000円

隠れる場所がないとベタのストレスになってしまいますし、これ一つ買うだけでかなり本格的なアクアリウム感をお手軽に演出できるので絶対買った方がいいと思います。

■ベタのおやすみリーフ 約500円

ベタの生態を考えて作られた専用の寝床らしいですが、今のところ全く利用してくれません。

水の流れが一番緩やかでライトからも遠い位置に設置しているのですが、なぜでしょう?

ウィローモス石付き 約1000円

人工水草だけでも良いらしいですが、天然の水草もあった方がベタが喜ぶかと思って設置してみました。

意図的なのか分かりませんが、ベタはやたらこの上にフンをします。

 

なお生体(ベタ)は熱帯魚の専門店で、そのほかの機材は全てホームセンターで購入しました。

f:id:osansondayo:20230511194746j:image

☆水槽の立ち上げ

お魚をお迎えする前に魚以外の機材を買い揃えて、水槽の立ち上げを行いました。

■水を作る

まず水槽に入れる水ですが、もちろん水道水をそのまま使うことはできないので、ベタ専用のカルキ抜き(消耗品)を使用しました。

こちらにはカルキ抜きだけではなくベタに必要な栄養素が混ぜられているようです。

水草を入れる

ホームセンターに売っている水草は大体の場合、農薬漬けにされていてそのまま使うと魚が全滅することもあるらしいです。

なので購入した水草はすぐに水槽には入れず、一晩カルキ抜きした水に漬けてから農薬を洗い流す作業が必要です。

詳しいやり方はネットで検索するとすぐに出てきます。

■ヒーターを入れる

ヒーターを入れると1-2時間ぐらいで水温が26℃に安定しました。

ヒーターは電源を入れた状態で水中から出すと壊れて使えなくなるので取り扱いには注意が必要です。

■濾過フィルターの稼働

実は濾過フィルターの中には有益な微生物が含まれたバイオフィルター(消耗品)が入っています。

これが安定するまでに数日はかかるので立ち上げてすぐには魚を入れることができません。

私は水槽の稼働開始後5日間は水草だけの水槽を眺めていました。

 

☆「ベタ」をお迎え

水槽の立ち上げが完了したらいよいよ生体を購入しに行きます。

お店では初心者が見ても違いがあまり分からなかったですが、一応ヒレが綺麗で元気そうな子を選びました。

家に連れて帰ってきたらまず購入した際の袋に入れたまま水槽に浮かせて、水温合わせをします。

そのあと魚を別の容器に移して、少しずつ水槽の中の水を足していき、容器の中の水質をこれから入れる水槽の水質に近づけていきます。

数時間かけてこの作業を完了したら水槽の中に魚を投入します。

この辺のやり方はネットで調べると詳しい説明が載っていると思います。

うちのベタは投入後すぐに元気よく泳いでくれました。

 

☆定期メンテナンス

エサやりは朝晩の1日2回

水が減ってきたら適宜カルキ抜きした水を追加(週1回ぐらい)

水槽の水交換(水槽内の水1/2くらいを交換、月一回ぐらい)

※水の交換頻度は水槽のサイズによる(小さいほどすぐ汚れるので頻繁に交換が必要)

f:id:osansondayo:20230514191339j:image

☆注意事項

ベタは気性が荒く縄張り意識が強いため特にオスは単独飼育しかできません。

できれば小さいエビなんかも一緒に買いたかったのですが、それはやめた方がいいみたいです。

複数飼育をしたい人はネオンテトラグッピーから始めた方がいいかもしれませんね。

一方でベタは人懐っこく、慣れると餌を貰えると思っているのか人が近付いただけで寄ってきてくれて可愛いです。

濾過フィルターも空中から水面に水を落とすタイプのものであれば、ある程度水中に酸素を供給できるらしいですが、複数飼育する場合や酸欠に弱い魚を飼育する場合はやはりエアレーション(ブクブク)があった方がいいみたいです。

 

まだ飼育を始めて2週間ほどですが、熱帯魚の飼育はとても癒されるのでおススメです。